[Delphi] MidasLibの不具合

Delphiで使用しているmidas.dllがSide-By-Sideに対応していない事を知り、愕然としてから約2ヶ月…
とりあえず、何はなくともカレントフォルダのDLLから処理しましょうよ…。

対処方法として、miads.dllを辞めMidasLibに切替えをはじめて、社内の全アプリケーションの切替が先月終わったばかり。

私の会社では、ExcelのデータをXMLとして抽出しデータベースにアップロードしていたのであるが、このたびダウンロードもXMLで行うように作成をすすめていた…。

すると、とかの文字が化けると開発担当者が…
下記のコードを実行すると表と言う文字がばけた。

var
  sXML: string;
begin
  ...
  TXMLTransformClient.TransformationFile := "hogehoge.xtr"
  sXML := TXMLTransformClient.GetDataAsXML;
end;

表なんかよく文字化けするという典型的な文字なので、即2バイトコード目が¥(0x5C)って言うやつだと思った。

調べてみると、midas.dllでは発生せず、MidasLibの時のみ発生する

これでは使い物にならないので、メーカーにmidas.dllとMidasLibの互換性の確認、不具合の原因、そして対応を依頼した。

追記

Embarcaderoからの回答を踏まえ原因を簡単にまとめる。

原因となる箇所は、Xmlxform.pas の 683行目にある。
より具体的には、IAppServer が問題の原因で、これにより XMLTransformClient の返す結果がおかしくなるとのこと。現在TXMLTransformClient のみがこの IAppServer インターフェイスを使用している。
※この問題は現最新バージョンのXE3でも確認されたとのこと。

VarPacket := FDataCache.AppServer.AS_GetRecords(GetProviderName, -1, RecsOut, Byte(Options), '', Params, OwnerData); 

Embarcaderoから提示された回避コード

バグ発生確認コード

XMLTransformClient1.ProviderName := 'DataSetProvider1'; 
XMLTransformClient1.TransformGetData.TransformationFile := 'ToXml.xtr'; 
XML := XMLTransformClient1.GetDataAsXml(''); 
Memo1.Text := XML; 

バグ回避例1(XMLストリングをファイルとして取得)

ClientDataSet1.SaveToFile('aaa.xml',dfXMLUTF8); 
XMLTransform1.SourceXmlFile := 'aaa.xml'; 
XMLTransform1.TransformationFile := 'ToXml.xtr'; 
Memo1.Text := XMLTransform1.Data;

バグ回避例2(XMLストリングを文字列として取得)

var 
	stXML: TStringStream; 
begin 
	stXML := TStringStream.Create('', TEncoding.UTF8, False); 
	try 
		stXML.Position := 0; 
		ClientDataSet1.SaveToStream(stXML,dfXMLUTF8); 
		stXML.Position := 0; 
		XMLTransform1.SourceXml := stXML.ReadString(stXML.Size); 
		XMLTransform1.TransformationFile := 'ToXml.xtr'; 
		Memo1.Text := XMLTransform1.Data; 
	finally 
		stXML.Free; 
	end;
end;

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