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 2024年5月 3日(金) 19:59 JST

偶然って何だろう?

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「偶然に~がおこった。」とか「たまたま~が飛び出してきて」ということがありますよね。この偶然とは、たとえば偶然何かが起きる≒何か予期しないことが起きるということだと思うのですが、とある個人については予期せぬことも他人から見れば、それが必然であったりします。
具体的には、同じような二つの商品があったときに全く同じものであれば、どちらか特定の一方が選ばれるということは偶然でしょう。しかし、実は一件同じに見える二つの商品に明らかな価格差がありその他が同じであれば、一般人は価格のやすい方を選択するでしょう。こうなるとこの選択は偶然でないといえます。

同じように自然界でも既知・未知問わず物理法則に支配されているとすると、自然界で起こる事象全ては必然であって偶然ではない。とある事象の因果系列に対 して、それに含みえない事象または因果的に予測できない事象が発生する事が偶然であれば、含みえない現象もその原因を追及し、元の事象との因果関係を追求 しそれが理解できれば、それは含みえない事象ではなくもはやとある事象の因果系列に含まれている現象であるといえます。

意のままにならぬものとして、賽の目、比叡山の山法師、鴨川の流れといわれました。

しかし、賽の目・鴨川の流れは明らかに物理法則に支配されているので、さいころの目などもしかするとさいころを投げる前に目の値がわかるようになるかもしれません。ただ、その物理法則がわからなかったり、計算量が膨大で今の人類に扱えないだけなのかもしれません。
人の心もその人の過去から現在における環境要因や、またその人を構成する物理的要因などが正確に把握できれば、人の心がわかるようにもなるかもしれません。しかし便利な反面面白みが無くなる世の中になるかもしれません。

遠い未来かもしれませんが、「偶然」と言う言葉が、概念だけの存在になる日が来るかもしれません。

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