世の中には「嘘、大げさ、紛らわしい」ことはたくさんある。でも、それがそうとは気づかないこともたくさんある。

先日、くろねこ生活の中で発見した大企業の「嘘、大げさ、紛らわしい」をみなさんに知っていただきたいと思うのである。

ドコモ, au, Softbank いずれも携帯キャリア最大手であるがEメールを正しく送受信できる会社は何社あるのだろうか？

昔から言われていることであるがドコモはメールアドレスの規約である RFC 2822 に準拠していない。一例を出すとメールアドレス中の"@"よりも左側のローカル部に"."が２個以上連続で並ぶことを許容している。(参考：メールアドレス - Wikipedia)
(この件に関してはWEB屋のネタ帳内の記事：RFCを読まなかった携帯キャリアの罪が詳しい)

携帯側でそう言うアドレスを作った場合には、メールが届かない可能性が高いことは知っていた。しかし、今回はその逆正しいアドレスに対してもメールを送信できない場合があったという件。

くろねこが使用している携帯電話のキャリアはau。au電話からEメールを送ろうと、Eメールの新規作成メニューから、メールアドレスを直接入力しようとすると、下記の記号しか入力が出来ない。

+%()!-^[]<>.@_/:~?’ と半角スペース

しかし、規約上は以下の記号のみに制限されている。

!#$%&'*+-/=?^_`{|}~.

となると、+%!-^.@ _/?' はOKなのであるが、()[]<>:と半角スペースは""で囲ってやらないと入力してはいけない仕様である。だが、" は入力できない。メールを届ける相手が () なんかを使用してると""を囲ってないので届かないことを覚悟で入力する他はないな。{|}という記号を使われていたらもう対応できない。困ってサポートに聞いてみたがどうしようもなかった。

勝手に制限するんじゃねー

勝手に制限してEメールの仕様から外れて、それってもうEメールじゃなくて独自メールだろ？ってサポートに改善依頼しておきました。対応してくれたサポートの方には、Eメールの仕様に沿っていないと言うことを理解していただけたようで、「Eメールが使えないのに使えると書くのは詐欺じゃないですか？取りあえずEメールが使えますというのは外してください。」と依頼しておきました。

詐欺じゃなかったとしても、「嘘、大げさ、紛らわしい」ですね。

追記
メールアドレスをメモ帳で入力してから、直接入力画面で張り付けると入力できる。