今日、SankeiWEB を見ていて右側カラムに「正論」と書かれたカテゴリがあることに気づいた。正論、何をもって正論というのだ。ふっ、笑わせやがる。まぁ、正論（オピニオン）と書かれているので、自分たちの意見を正論と名付けているだけで本来の意味の正論とは違うのだろう。自分たちの意見が正論だって欲しいという願いはあると思うが。

その正論のなかで興味を引いたのが、「【正論】山野美容芸術短大教授・中原英臣　日本人の「正常値」とは何だろう」新聞記事を引用するとWEBサイト維持費が高くなるので※1引用はしないが...
この論説の中で健康診断の検査結果を判断するための「正常値」に医学的根拠がないと言っている。受診者の大半が異常と判断される正常値は疑問だとか、年齢別と男女別に正常値を医学的根拠のある数字に修正するべきであるとしている。

この論説を読んで思うこと、日本人の大半が異常でも良いのではないか。正常値は全日本人の偏差値どこからどこまでという決め方をして欲しくない。くろねこが思う医学的根拠に基づく正常値は「人間が健康的に生きられる下限から上限まで」としてもらいたいものだ。この範囲を逸脱すると様々な症状(病気)が発生すると思うが、その発生率を持って、「正常（異常なし）」「要観察」「要精検」「要治療」を決めるべきであると考える。

このような考えに基づくので、国民の大半が異常と診断される正常値でも構わないと言っているのであって、国民の大半が異常と診断される様な状況が構わないわけではない。そのような状況は大半が健康に生きていけない状況を示しているのであって、社会としてこのような状況を抑制している必要があるのだろう。
正常値が男女別・年齢別に必要なのか必要でないのかは専門家に任せるとして、現状が書かれているような医学邸根拠に基づいていないのであれば、速やかに国の責任としてまとめ直して欲しい

くろねこの今年の健康診断は来月か～

※1 WEBサイトに載せると高くつくというのはここに載っていた。
【第１０４回】自分のメシより鳥のエサ、これが正しいマニア道のなかで「1つの記事を転載すると7,000円以上(期間限定)」と書かれているな。