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 2024年4月30日(火) 10:08 JST

この記録は誰のもの?

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社会保険庁のずさんな管理によって、保険料納付記録のうち約5,000万件の持ち主が分からなくなった問題で、いまだ1,975万件の持ち主が不明であることが判明している。

日経ネットの記事『年金記録、全台帳との照合に消極的・厚労相「国民の負担に」』で下記の様に書かれている。
・紙台帳は計8億5000万件あるが、厚労省は来年度予算要求に約3000万件分の特殊紙台帳の処理代しか計上していない。
・多額の予算が必要で、「税金を使う話なので国民の理解が必要」と指摘した。

この記事を見て厚労省は照合作業をしたくないのだと理解した。照合作業の中でも特に紙台帳との照合は手作業だ。やる側の人間からすればかなりめんどくさい作業に違いない。人がしたがらない作業というものは効率は悪いし、人件費もかかる。加えて言うとそういう気持ち良く行なうことが出来ない様な作業はミスも多く、ミスを救う為の照合作業に更なるミスを重ねる可能性もある。システムとそれに携わる人によっては照合出来ていないのに照合出来たとしてノルマを達成しようとする人間が出てきてもおかしくは無いだろう。

めんどくさい作業だと言うことは容易に理解出来るが、なぜ国民に負担を強いるのか?自分の怠慢から生じた罪は人になするのでは無く、関係者でその費用を補填すべきだ。
また、上記の様な新たに問題が発生していないかきちんとチェックして頂きたい。

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