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 2024年3月29日(金) 20:02 JST

詳細なテキストサービスの罪

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あなたは「詳細なテキストサービス」という言葉を聞いたことがあるだろうか?

Windows XPが全盛期の時代に、

  • 言語バーが表示されない
  • Intenet Explorer 上の入力フォームで、日本語入力ができない

などのトラブルを引き起こす、トラブルメーカーとしてかなり有名であった。

詳細はマイクロソフトが提供のサポート情報から確認ができる。
[IME] テキストサービスが有効になっている際に発生する現象について

Windows7が主流になり、Windows8が登場している今でも、Yahoo知恵袋などにその片鱗を見ることができる。

この詳細なテキストサービス、当時はONに設定していると前述のような問題を引き起こすため、OFFにすることが推奨されることがあった。

しかしながら、現在は逆にOFFにすることによるトラブルが出ているのである。その問題点とは以下のような感じだ。

  • 言語バーがタスクバーに固定できない
  • 一部アプリケーションのショートカットが作成できない

特に問題となるのが2番目。特定のユーザーのみ使用するアプリケーションはその影響を受けないが、すべてのユーザーが利用するプログラムのインストーラーでが影響を受ける。

具体的には、すべてのユーザーが利用するプログラムのすべてのプログラムに登録されるフォルダは下記の場所にサブフォルダとして作成される。

C:\ProgramData\Microsoft\Windows\Start Menu\Programs

しかしながら、詳細なテキストサービスをOFFに構成していると、このサブフォルダにショートカットが作成できないため、このメニューの下には(空)と表示されることになってしまうのである。

大変に困った問題で、問題の原因を見つけるのに多大な時間を要したため忘れないように備忘録として残す。

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