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 2024年4月28日(日) 07:34 JST

12/06 なぜFXチャートは正確な情報を反映できないのか

くろねこのFX
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スター為替のチャートはWEB上のチャートも、別立てて提供されているチャートアプリも正確な情報を表示していない。
情報の出所が同じなのであるから仕方がないと言えばそれまでなのだが、少なくともチャートの表現によるものではなく元の情報がすでに正確ではないようだ。

上記のように考え、スター為替に別件で質問した際に「チャートが正確な情報を表示していない件」についても質問してみた。
スター為替の回答によると、スター為替のシステム上の問題で為替ボードに表示している最高値と最安値も表現できていないそうだ。もしかしたら初値と終値も実際と異なっているかもしれない。
この回答に対し、少なくともチャートを書くためだけであればすべての為替の動きをジャーナルに記録せずとも、チャートの最小単位が分ごとなので毎分の高値、安値、初値と終値を記録すれば正確なチャートが表現できると指摘した。

電話の後で気づいたのだが、くりっく365とスター為替のレートのやりとりはどのようなしくみになっているのだろうか?
下記の二通りの方法が考えられる。

  1. くりっく365からレートが変わるたびに各FX会社にレート情報が配信される。
  2. FX会社が必要に応じてくりっく365にレート情報を参照しに行く。

電話をするまでは1のみを考えていたので、くりっく365から配信される情報をすべて記録しておけばチャートがずれることはないと考えていた。為替の売買を処理するためには少なくとも毎秒のレートは取得せざるを得ない。※
そしてチャートを描くための毎分の高値、安値、初値と終値の記録が必要になるのである。このくらいリアルタイムで処理できるようなシステムくらい保持できないとFX会社として信用できないと思うのだが。

2のケースではくりっく365がレートを配信してくれない場合。FX会社が必要に応じてくりっく365に取りに行く。必要なタイミングは顧客にレートを示すために必要なときと、売買の注文を受け付けたときは必ず必要だと思われる。ロスカットなどの判定の際にも必要だと思われるが、レートを顧客にレートを示すタイミングで取れたレートでFX会社的にはなんの問題もない。(顧客的にはスリッページが発生するのでもっと細かいタイミングであって欲しいし実際もっと細かいタイミングではないかと思いたいが。)

2のケースだと手の打ちようがないが少なくとも1であるならば送られてきた情報をすべて処理すれば良いだけなのでなんの問題もない。(中小企業には結構厳しいかもしれんが証券会社ならやってもらわんと困る。)それくらい出来ないようであればその会社はFX会社として信用するに値しないと言うことになる。

FX会社の信用で思い出したので1つ。
以前にもスター為替でトラブルがあったときにトラブルがあった際の対応についてお願いをしておいたのだが、今回もうちょっと突っ込んで楽天FXさんは「シ ステム障害発生時の対応」をWEBぺージに明記しているのでスター為替さんもそうすべきではないのか?と指摘しておいた。

システムトラブル発生時に必要な項目は以下

  • システムトラブルのお知らせ(現況)
  • 復旧見込み
  • 障害時の代替手段(他の受注体制等)
  • 受注済みの注文に対する対応

楽天FXはシステムトラブルが相次いだためこのように明記することになったのかもしれないが、これは非常にわかりやすいので他の会社にもよろしくお願いしたいと思う。

※スター為替は更新タイミングが最低2秒おきの他3秒おきがあるので、どちらのユーザーにも正確なレートを届けようとすると毎秒のレートを保持する必要が出てくる。
また、これ以上の精度でレートを保持しているかどうかは不明

追記
後日、別件で質問したときにそれとなく聞いてみたら、窓口の担当者は1番の方であると答えてくれた。
ならば、なぜチャートは正確に表現できないのであろうか?考えられる答えは、「取引の方が優先でチャートのためのレートの記録はベストエフォートというか、通信で言うアイソクロナスな方式を採用していて、取りこぼしよりもリアルタイム性を追求している」と言うことだ。
処理をためてどんどん遅れていくわけにはいかないので、リアルタイム性を追求すること自体に問題はないのだが、システムの性能を上げて取りこぼしを無くせよと言いたいわけだ…

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